エルンストさまに頂いた

2007年初春のイラストです。

 

南北戦争時の北軍歩兵中尉娘さんと、歩兵鼓手娘さんとのことです。

エルンストさまが詳細に説明してくれておりましたので、

以下に転記いたします。

南北戦争時の北軍歩兵中尉娘と歩兵科の鼓手娘です。二人とも正装を野戦用に独 自に着こなした略装で す。
この時代に、アメリカでは既に正装と野戦服の区別がついてきたようで、

南北戦 争の中盤では野戦で作 業着を着るのが一般的でした。
しかしこの二人のように正装用のフロックコートで野戦に臨む将兵も多くありま
した。(野戦でも正装 で統一した部隊もありました)

中尉は自前の帽子に将校用の金モールの飾りをつけています。クローバーのマー
クは第2軍で、白は第2 師団をあらわします。
武器はM1850歩兵将校用サーベルと、コルト36口径海軍用リボルバーです。

鼓手は軍楽兵独特の兵科色の肋骨飾りがついたフロックコートを着ています。正
装として着る場合は金 属の肩章をつけます。
帽子は典型的なフォレージキャップという略帽で、頭頂部のラッパは歩兵の兵科
章です。ラッパの輪の 中に連隊番号が入るのが制式で、また中尉のように所属軍章をつける規定もあり
ましたがあまり徹底さ れてなく、 多くの兵士は無地の略帽を被っていました。
歩兵科色の青地に国章が描かれた合衆国制式のドラムを提げています。

鼓笛隊はファイフ(横笛)と大小のドラムで編成され、一中隊に鼓笛兵が二名つ
いて演奏を行いました 。主に徴兵年齢に達していない子どもが務めます。
戦場での細かい命令伝達は信号ラッパとドラムで行われていたようです。

 

う〜む、南北戦争時の軍服も味わい深いですね〜。

ドラムがすごく派手で良いです(^ ^

もうこの頃から既に国章は矢をつかんだ鷲だったのですね。

 

エルンストさま、ありがとうございました!!

 

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