これを描いたときには梅雨時期で毎日毎日雨続きだったので 雨傘を描いてみようと思い立って描き始めたイラストです。 イラストは1944年のワルシャワ郊外で、今からシュトゥルムティーガーを下車させる というシチュエーションです。 彼女は歩兵科なので、戦車とは無関係ですが、珍しいシュトゥルムティーガーの前で 記念撮影を行ったということで。 雨傘は、大隊付きの軍曹が近くの民家から徴発したものです。 ちなみに軍隊では、軍人が傘を使うのは禁じられています。 なので、この少佐は違反をしていることになりますが、まぁ プライベート写真だ。ということで。 実際に戦車兵が戦場で傘をさしている写真も残っています。 ちゃっかり一緒に写った後ろの少女兵士は雨よけのために ポンチョをかぶっています。 少佐の戦歴ですが、 徽章からは東部戦線で戦った事しか分かりません。 恐らく、柏葉付き騎士十字章はそのときに授章したものでしょう。 戦傷章をつけてないところを見ると、彼女はかなり運がいいんでしょう。 というところでしょうか。 ちなみに「れーげんしるむ」とはドイツ語で「雨傘」のことです。