悪名高きラインハルト・ハイドリヒSS大将です。 彼が存命中にしたことを考えると嫌悪を感じる方も少なからずいると思いますが、 しかし彼の制服にはいくつか特徴(イレギュラー)があって面白いと思ったので 純粋に制服の興味から取り上げてみました。 まず、帽子のパイピングとあご紐が金色になっています。 SSではこの部分は銀色と決められていたので、本来なら規則違反になります。 しかし、この制帽は外交官用の制帽をSS風に改造したもののようです。 また襟の周りに銀のパイピングがあります。これも外交官としての地位を示すものだそうです。 ハイドリヒはベーメン・メーレン保護領副総督になったことで 外交官的な立場になったので、このような徽章類をつけていたようです。 肩章の兵科色は警察を示す緑色になっています。(イラストでは分かりづらいですが) また、右腕の徽章は古参党員を示すものです。 左腕にはSSの組織であるSD(国家保安諜報部)のひし形徽章がついています。 勲章で目を引くのは、空軍のものがあることです。 パイロット・オブザーバー章と昼間戦闘徽章銀章(ポケットの上)に佩用しています。 実際に東部戦線などで戦闘機に乗って戦闘に参加したそうです。 これらの組み合わせはめったにお目にかかれない珍しいものだと思います。 彼が色々な経歴を持っていたことが分かります。